2010年11月29日月曜日

残念!「龍馬伝」

今年は、NHKの大河ドラマを何年振りか、何十年か振りにまじめに見た。保守本流の親父に育てられたので、子供の頃、家で映っているテレビは大概NHKであることが多く、日曜日には大河ドラマを家族で見るような家庭だったが(笑)、それもはるか遠い昔の話になってしまった。さて、何かと話題の多かった「龍馬伝」であったが、昨日が最終回であった。「龍馬」という日本人に人気の高いテーマを扱ったこともあるが、ドラマとしての内容や、配役、画作り、音楽等、非常にいい作品に仕上がっていて、一年間とても楽しみに見続けた。特に龍馬の暗殺シーンは、一年続いたこのドラマの最大のクライマックスでもあり、諸説ある龍馬暗殺をこのドラマでどう描くのかは初回から楽しみにしていた。このドラマはまさにこの最後のシーンを盛り上げる為に一年間引っ張ってきたとも言えるのである。しかし、大変残念なことに、総合テレビでの放送分については、まさにそのシーンの瞬間、愛媛県知事選の選挙速報のテロップが流され、その肝心のシーンが台無しになってしまった。この件を思わず反射的にtwitterでつぶやいてしまったら、賛否両論あるようなので、少し補足しておく。こんなことに熱くなること自体、大人げない、と思われてしまいそうだが、この件の受け止め方は、どれだけこのドラマに入れ込んでいたか、によっても人によってまったく違うと思う。私が瞬間的に感じたのは以下の3点である。
  1. そもそもこのテロップは全国に速報で流さねばならないような一刻を争うような情報なのか?
  2. 一年間この作品を真剣に作ってきた制作側や熱演した俳優の人達に対してあまりにも心ない無神経な所作ではないのか?
  3. 一年間このドラマを楽しみにして最終回の最大のクライマックスを固唾を呑んで見ていた視聴者に対する配慮はないのか?
課題山積の現在の世相においては、取るに足りない一件だったのかもしれないが、一年という長い期間、このドラマに関連し続けた作り手側と受け手側の大勢の人達に想いを巡らすと、「物作り」という世界に身を置いていた立場からも、ただ一笑に付して片付けていいような問題にも思えなかったのである。

龍馬伝最終回、龍馬暗殺シーンに当選確実テロップ → NHKに非難殺到 ...

5 件のコメント:

  1. エクスペリエンス2010年11月29日 8:59

    残念ですが許します。

    新知事は三菱商事出身
    松山藩は4ヶ月に渡り土佐藩の占領下

    引用元
    http://bit.ly/h9U5Pq

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  2. 愛媛県だよね?本質とは違うけど。。

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  3. お友達夫婦がNHKでプロデューサーをしているせいか、私も作る側の気持ちをすぐに考えてしまいましたよ。
    翌週の再放送は見ましたか??
    大河ドラマは欠かさず見てますが、龍馬伝、良かったですよね。
    SDにもいらして下さいね。

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  4. 皆様、ご指摘とコメントありがとうございます!

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  5. ・今初めて、此方サイト、率直で良いですね。
    ・で、上記3点ね、これらの事で益々プラスにプラスに浮き上がって来るんですね。一切が、もっともっと良くなって行くんです。
    ・小生テレビ見ませんし、嫌いですけど、龍馬ファンです。
    ・序でですけど、フリーメーソン(FM)の噂の様な物ね、この本源本流は、生態生命生存律を信念とする日本の神道と殆んど同じなんですね、今裏FMが表に成っていて、まあ知らないままって事いろいろ在りますよ。そう龍馬って、無限波動科学(古神道)の世界の人としか思えませんね。

     H.23.2.2 pm 9:53 ありがとうございます。

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