２０１０年も後数時間で終わる。個人的には、今年は変化の多い刺激的な年だった。年明けは、まったく想定外の緊急入院、手術から始まった。日本の医療や医療行政を実体験する貴重な機会ともなった。幸い、全快してその後は非常に健康な一年であったが、４月末にはグーグルを退社し、起業の準備を始めた。同時に、出版を志し、７月、８月の２カ月で書き下ろしの原稿を仕上げた。その後、予定通り、１１月２０日に新潮社より発行。一カ月で５刷まで行った。起業の方も順調に準備が進み、こちらも予定通り、１０月から正式に新会社の操業を開始。この間、いくつかの講演や、BSフジ、BS TBSなどの番組への出演、田原総一朗さんとのUstream Live等の機会にも恵まれた。横浜から都内への転居も実行したので、本当に慌ただしい一年となったが、人生の新たな章に進む為の準備の年だったように思う。大勢の素晴らしい方々との出会いにも恵まれ、また、twitterやblogコメント等でもいろんな皆さんのメッセージに励まされた。
一年間、ありがとうございました。来年も、皆様に取りまして素晴らしい年になりますことをお祈り致します。いい年をお迎え下さい。
「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」を読ませていただきました。日本を代表する世界企業の現状に危機感を抱くとともに、Sony×Google、日本×世界、ハード×ソフト×クラウドといったコンセプトの相乗効果が生む可能性に希望を持ちました。私も志を同じくするものとして、辻野さんを目標に精進していくつもりです。２０１１年、ALEX株式会社と日本の成長に期待しております！
返信削除コメントいただきありがとうございます。また本も読んでいただいたとのこと、ありがとうございます。今年も同じような志や危機意識を持つ人たちとの繋がりを大切にして行きたいと思います。
返信削除お正月休みに「グーグルで～」を読ませていただきました。自分は家電＝SONY、IT=Google人間ですので本屋さんで見つけた瞬間買わせていただきました。またvaioLシリーズ、スゴ録、ウォークマンAシリーズと全部持っていましてまさか辻野さんが携わっていたことにはビックリしました。自分の使っていた物の誕生秘話などが書かれておりすごく楽しい本でした。また本の内容にはすごく共感しました。若輩者ですが自分はいつか「Google」のような会社を設立するのが夢です。
返信削除コメントありがとうございます。ご縁があるようですね。テレビ番組等でも言いましたが、日本にはグーグルのような会社は生まれないんではなくて、生まれてます。本でも書いた通り、昔はソニーも凄い会社でした。今でも、若く志が高い起業家もちゃんといます。でも、問題は、全体的にはやはりそのようなダイナミズムが弱い、新陳代謝が遅い、スケール感がない、など、課題山積だと思います。一緒に頑張りましょう。
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