2019年7月22日月曜日

民主主義国家とはなんだろう

参議院議員選挙が終わりました。投票率は48.8%だったとのことです。国政選挙で投票率が50%を割ったのは実に24年ぶりだそうです。アメリカやフランスなども国政選挙の投票率は必ずしも高くないようですが、投票率が低い理由はさまざまあっても、有権者の半分以上が投票に行かない国をはたして民主主義国家と言えるのでしょうか、、、

今回の参院選で自公が訴えたのは「政治の安定」でした。ただし、彼らが唱える「政治の安定」とは、国会を軽視あるいは無視して数の力で押し切ることのようにみえます。「あったこと」を「なかったこと」にして公文書を改竄・隠蔽したり、国家の統計データを都合よくごまかしたり、逆に都合の悪い年金報告書を「受け取らない」と閣議決定したり、、、

しかし、今回の選挙結果からシンプルに読み取れることは、投票に行かずに白紙委任した人たちも含めて、この状況を肯定している人たちがマジョリティの国なのだ、という現実です。選挙制度にもさまざまな歪はありますが、この現実は現実として受け止めるしかありません。

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