2014年2月1日土曜日

大阪 冬の起業応援フェスタ

先日、大阪産業創造館で開催された「冬の起業応援フェスタ」というイベントに協力しました。キーノートスピーチやパネルへ参加したのですが、あらためて関西の皆さんの熱気を感じることが出来ました。昨年の7月から大阪のグランフロント・ナレッジサロンを利用するようになってから、関西の方々との出会いの機会が増え、弊社のクラウドファンディングサイトのCOUNTDOWNへも関西の方々のチャレンジ・エントリーが続いています。

様々な課題も山積ですが、一方で、今ほどチャンスに恵まれた時代もない、と実感しています。コンピュータのテクノロジーが素晴らしく発達したお陰で、誰もがスマホ一台あれば低コストでその限りない恩恵にあずかれ、また、インターネットに繋がった世界中の人達と時間差無しに交流も出来れば協業も出来ます。こんな時代に古いスタイルや従来の延長線上にとどまって保守的な生き方に閉じこもっているのはもったいないと思います。もちろん、冒険やチャレンジに向いている人もいれば、向いていない人もいるので、誰彼かまわずやみくもにチャレンジや起業を煽るのはナンセンスな話ですが、冒険好きで、腹が据わっていて、忍耐力があり、我こそは!と思う人は、どんどん新しいことに挑戦すれば、失敗を重ねながらも必ず新しい道を開拓していくことが出来ると思います。そして、そんな人達の絶対数が増えて行けば、少子高齢化といわれ成熟国家と言われるようになった我が国も自然と元気になっていくのではないでしょうか。

それと、今回感じたのは、大阪弁のパワーです。パネルのファシリテーターの方がコテコテの大阪弁で絶妙の進行をしてくれたお陰で会場とも一体となって大いに盛り上がりました。ちょうど翌朝のTBS系列のTV番組「がっちりマンデー」を見ていたら、「九州通販王国」というテーマで、博多弁や鹿児島弁でのトークをセールスアップに繋げている複数の企業を取り上げていましたが、標準語では絶対に出せないニュアンスを出せる大阪弁を始めとする方言の力というのもあなどれないと実感しました。

ところで、特許庁のホームページを見ると、工業所有権制度が創設百周年を迎えた昭和60年4月18日付で、我が国の十大発明家、という方々が登録してあり、残念ながら、その後の更新がないので、古い方々ばかりなのですが、大阪にゆかりの方が二名います(邦文タイプライターの杉本京太氏、八木アンテナの八木秀次氏)。また、川端康成氏や江崎玲於奈氏などのノーベル賞受賞者や松下幸之助氏などの実業家、安藤忠雄氏等の世界的に活躍する現役の建築家も大阪になじみの深い方々です。ですから、私は大阪に行くといつも大阪発で日本や世界を変えることはいくらでも出来る、と申し上げているのですが、それぞれの地域が輩出した世界に活躍する偉人も数々いらっしゃるでしょうから、そういう人達の生きざまに学ぶ、というのもいいかもしれませんね。

今回もさまざまな素晴らしい方々との出会いに恵まれた実りの多い機会となりました。主催された大阪産業創造館の皆様や、協力された起業家の方々、また会場にお集まりいただいた聴衆の皆様との出会いに感謝しています。ありがとうございました。
 

左から、本田勝裕氏、岡田充弘氏、辻野、小間裕康氏

0 件のコメント:

コメントを投稿