先週、義足の開発で高名な遠藤謙さんをソニーコンピューターサイエンスラボ(CSL)に訪ねました。
遠藤さんはロボット開発の専門家ですが、友人の方が病気で足を切断されたことをきっかけに義足の開発に転じた日本が誇る異才の一人です。彼のテーマはロボット技術を用いた身体能力の拡張ということだそうで、将来的には障害を持つ人のハンディキャップをロボット技術の力によって逆転させるという発想で義足の開発に取り組んでいます。まさにサイボーグの世界を現実にするような最先端の義足の開発を行っており、2020年の東京でのパラリンピックに照準を合わせた義足開発やアスリートの育成にも取り組んでいます。また、一方で、インドなどで現地生産による低コストの義足開発などにも取り組んでいて、足に障害のある世界中の人達にとってのまさに希望の星でもあります。
CSLにはソニーを退社してから初めてお邪魔したのですが、遠藤さんが他の研究者の皆さんとも引き合わせてくれました。若く優秀な研究者の皆さんがそれぞれのテーマに非常に生き生きと取り組んでいる姿は昔とちっとも変らず、なんだかとっても嬉しくなりました。
新年早々気持ちもとてもリフレッシュされた楽しい訪問となりました。歓迎してくれた遠藤さんやソニーCSLの皆さんに感謝致します。
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