今朝の通勤の地下鉄の中で、母親に連れられた幼子が、「♪雪やこんこん」を口ずさんでいた。まだこんな童謡が時代を超えて歌い継がれているのかと心がくすぐられた。調べてみたら、1911年の『尋常小学唱歌(二)』初出の文部省唱歌。作者は不詳。「こんこん」ではなくて「こんこ」が正しいらしい。
♪1:雪やこんこ 霰(あられ)やこんこ。 降つては降つては ずんずん積(つも)る。 山も野原も 綿帽子(わたぼうし)かぶり、枯木(かれき)残らず 花が咲く。
♪2: 雪やこんこ 霰やこんこ。 降つても降っても まだ降りやまぬ。 犬は喜び 庭駈(か)けまはり、猫は火燵(こたつ)で丸くなる。
何でもない歌詞なのだが、日本の美しい原風景が豊かに目の前に拡がり、犬と猫の違いなども生き生きと見事に表現しきっている素晴らしい歌詞であるとあらためて思った。
時代が変わっても、そのままでいて欲しいもの、変わって欲しくないものがあります。
返信削除まさにこれですね。私も雪の日は、口ずさんでいます。
雪やこんこん、霰やこんこん♬