2012年1月6日金曜日

2012年が素晴らしい年になりますように

新年おめでとうございます。昨年は震災やそれに伴う原発災害等々で大変な年でしたが、今年はどのような年になるでしょうか?少しでもいい年になってくれることを祈ります。

我々が生きていく上では出会いというのが本当に大切ですね。リアルでもバーチャルでも日々多くの方々との出会いがあり、その出会いに支えられたり傷つけられたりしながら我々は生きています。

私の場合は、社会人になってからはソニーやそこでの仕事に関連した出会いの数々がありました。その後、ソニーを辞めてからは、グーグルとの出会いがありました。そして昨年は、今の新しい仕事を始めたが故の出会いが多くありました。ソニーを辞めていなかったらグーグルとの出会いはなかったですし、グーグルを辞めていなかったら、昨年出会った方々との出会いもありませんでした。そう考えると、人生というものへの興味は尽きません。

昨年の素晴らしい出会いの中のひとつに、K+の池田君江さんとの出会いもありました。数年前の渋谷のスパでの爆発事故に従業員として巻き込まれて脊椎を損傷され、それ以来車椅子で生活されている方です。その苦難を乗り越えるのにどれだけのご苦労をされたか、思い図ることすらできませんが、今は障害を見事に乗り越えて、「ココロのバリアフリー」という活動を推進されています。池田さんがおっしゃっていたことで「このような生活になって初めて見えてくることがたくさんある。そういう意味では、事故に感謝というのもおかしな話だが、その視点を大切にして生きて行きたい。」という言葉はとても心に残りました。もう一つ感動したのは、ご主人が常に傍らで本当に献身的に彼女を支えている姿でした。このお二人のエネルギーを以ってすれば、どんな困難も乗り越えて世の中に新しい希望の光を拡げて行かれるに違いない、と思いました。

テクノロジーはどんどん進んでいます。弊社にも昨年、筑波の山海先生のサイバーダイン社ロボットスーツHALテーブルインターフェースのデモに来てくださいました。また、事例としてふさわしいかわかりませんが、「アバター」という映画では、障害を持つ主人公がバーチャルの世界では健常者として活躍する姿が描かれていました。医学の世界でも、たとえば日本はiPS細胞の研究においては世界でもトップレベルです。今後、10年、20年の間に、テクノロジーや医療の進化によって人類の肉体的な障害を克服したり補完できる時代が来る可能性も高いと思います。

また、昨年、オランダの車椅子のアスリートが、自転車事故をきっかけに下半身の機能を取り戻した、という奇跡のような話も報道されていました。

希望を失わずに前向きに生きて行けば将来何が起こるかわかりません。池田さんとの出会いは、日頃見失いかけている多くのことにあらためて気づかせてくれる貴重な出会いとなりました。

2012年が素晴らしい年となるように、私も精一杯頑張りたいと思います。

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