2013年6月10日月曜日

大阪新拠点オープン

市長兼野党党首の発言と釈明が巷を賑わせましたが、大阪と東京を行き来していると、同じ日本人なのに人々の立居振る舞いがいろいろと違うことに気付かされます。エスカレーターで立つ位置が左右逆なのは有名な話ですが、信号でも赤信号で平気で渡って行く歩行者が東京よりも多い気がします。New Yorkでも信号を律儀に守る人などいないに等しいのですが、これは、明らかに車が来てなくて危険がないと判断できれば合理的な行動とも言えますし、事故に遭うも遭わないも自己責任という意識が強いせいなのでしょうか。あるいは単純にせっかちな人が多いだけなのでしょうか。また、街を歩いていたり、レストランで食事をしていると、とても人懐っこい人が多いような気もします。東京に比べると見知らぬ人から話し掛けられる機会が多いです。
 
4月末、大阪梅田のJR跡地が再開発されてグランフロント大阪という大阪の新しいビジネス拠点がオープンしました。ここには多くの商業施設に加えて、オフィスやシアター等が併設されていますが、ナレッジキャピタルという様々な知の交流や異業種交流を目的とした場が作られていて注目しています。企業、行政、大学、および一般の人々がさまざまな形で活発に交流する場ができることは大阪の再生にも大いに貢献することになると思います。「ラボ」と名付けられた諸施設では企業や大学などで取り組んでいる新技術や新商品のデモなども行われており、大阪発、関西発のイノベーションにも期待が高まります。私の個人的なイメージですが、「もうかりまっか?」に象徴されるように、もともと関西には商売に対する意識や意欲やセンスの高い「商人」が多く、一方で、消費者もしたたかで金銭感覚の鋭い人が多いように思います。大阪には日本再生のきっかけになるような素養がさまざま揃っているのではないでしょうか?
 
私の会社も、今月よりこちらのナレッジサロンの法人会員となって、大阪はじめ、関西地区での活動の拠点にして行くことにしましたのでよろしくお願い致します。

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