2022年4月11日月曜日

散る桜 残る桜も 散る桜

 良寛和尚の辞世の句といわれる句です。今年も桜が見事に咲き誇りそして散っていきました。北の地域はまだこれからかもしれません。新型コロナウイルス感染症が世界を襲ってから三度目の春を迎えました。新型コロナは人類共通の敵です。世界人類が協力して戦ってきました。その戦いがまだ続く中、あろうことか今度は人類同士の戦いがウクライナで始まってしまいました。

連日報道されるウクライナの惨状にはまさに言葉もありません。一方で、第二次世界大戦以降も、朝鮮半島、ベトナム、シリア、イラク、アフガニスタンなど、世界のそこかしこで侵略戦争や内戦は繰り返されています。中国の新疆ウイグルや香港での人権弾圧、ミャンマー国軍による自国民弾圧なども続いています。

散りゆく桜を眺めながら、人間とはつくづく愚かな存在だと思わざるを得ません。暴力を仕掛けて破壊を好み人の命を蹂躙することに無頓着な人たちには、自分たちもいずれ散りゆく桜に過ぎないことを自覚して欲しいものです。桜の儚さは命の尊さを教えてくれています。

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