2014年5月7日水曜日

一斉休暇と有給休暇

今年のゴールデンウィークも終わりましたが、毎年、メディアでは道路の大渋滞、新幹線や飛行場の大混雑を映し出すおなじみの光景です。旅行サイトのエクスペディアジャパンが有給休暇に関する24カ国の調査結果を発表しています(注釈のリストでは23カ国ですが)。

http://www.expedia.co.jp/p/corporate/holiday-deprivation2013

私は今回初めて見つけましたが、これまで6年連続で調査しているようで、その間、有給休暇の消化率は日本が連続で最下位だそうです。調査対象国の中ではフランスとブラジルが有給休暇支給日数が最も長い30日で、消化率も100%とダントツで、「やっぱりそうだろうな」という印象です。スペインがそれに続いていますが、次回はギリシャなども調査対象に加えて欲しいものです。意外とアメリカは支給日数が14日と日本よりも少なく、消化率も71%とハードワーキングです。

下の方をみると、「現在の仕事への満足度」においても日本は最下位となっており、一言でまとめてしまうと、「有休も取らずによく働くが仕事への満足度は低い」、という結果です。みんなが一斉に休む国民の祝日には休み易いが、個別に休みを申請する有休は取りにくい、ということでここにも周囲の状況に合わせることを好む国民性が出ている気がします。

もっと仕事もプライベートも充実させて、仕事への満足度も高めて行くためには、国民の休日のような一斉休暇は減らして有給休暇を増やし、有休を取りやすい環境整備をしていくことが必要なのだと思います。これは、国や社会や会社だけでなく、働く人達一人一人の意識も変えていかねばならない問題だと感じました。

皆さんはどう思われますか?

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