心がへこんだ時に取り出して眺める古い本がある。
Morgan Scott Peckという米国の精神科医が書いた「The Road Less Traveled」(邦訳:愛と心理療法、創元社)
「大抵の人たちはこの心理を充分悟ってはいない。むしろ彼らは、
彼が言うように、「人生とは楽なものである」、
所詮、人生とは、
 
アメリカで働く者ですが、この引用は非常に興味をそそられます。現地採用で十数年経ち、アメリカ人のメンタルの弱さを痛感している次第です。根本にあるのが「人生とは楽なものである」というもので、問題が発生する度に「It's unfair」というような嘆きを耳にします。幹部以下の人間が転職する理由の多くはこうした前提で求める職場じゃないから、次に行くと言ったものが多いです。「人生とは困難なものである」という発想を持ち出すと、いかにも日本人の忍耐文化を押し付けているかのようなプッシュバックを受ける事もありますが、中にはそういう考えもあるのか、と目を覚ますかのような返答をする者もいます。アメリカ人をもっとよく分かる為にもこの本を読んでみたいと思います。有難うございます。
返信削除コメントいただきどうもありがとうございます。とてもよくわかります。
返信削除